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 バー米司法長官は1日、AP通信のインタビューで、司法省の捜査を通じて、大統領選の結果を覆すような不正の証拠は見つからなかったと述べ、トランプ大統領の「大規模な不正があった」という主張を否定した。トランプ陣営は「不正」を訴えて各州で提訴しているが、証拠を示さずに相次いで敗訴。法執行機関を束ねる腹心のバー氏からも否定され、トランプ氏にとって大きな打撃となる。

 バー氏は大統領選後の11月9日、トランプ氏が訴える「不正」をめぐる司法省の捜査開始を承認していた。しかし、インタビューの中でバー氏は「今までのところ、我々は異なる選挙結果になるほど影響を与える規模の不正を見つけることはなかった」と語った。

 トランプ陣営は、バイデン氏が僅差(きんさ)で勝利した激戦州で不正が横行していると主張。敗北宣言を拒んでいる。バー氏はトランプ陣営の主張を念頭に「『組織的な不正があった』『選挙結果をゆがめるため(集計)マシンがプログラミングされていた』といった主張があった」と指摘。その上で「国土安全保障省と司法省が調べたが、それを裏付けるものは何も見つからなかった」と語った。(ワシントン=園田耕司)