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 鳥取県東部の若桜鉄道が旧国鉄若桜線として全線開通してから90年を迎えたことを記念し、若桜鉄道を支える若桜、八頭の両町と同鉄道が6日、感謝祭を開く。運賃を無料にし、SLが引くトロッコの無料乗車体験もする。1日に予定していた記念式典は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から中止した。

 若桜鉄道は旧国鉄若桜線として1930年12月1日に全線開通した。郡家駅(八頭町)と若桜駅(若桜町)を結び、営業距離は19・2キロ。9駅がある。国鉄の分割・民営化後の87年、沿線の八頭、若桜の両町などが出資する第三セクター会社「若桜鉄道」が引き継いだ。近年は年間35万人程度が利用している。

 感謝祭での運賃無料は終日で、自由に乗り降りできる。利用客には若桜、郡家の両駅と車内で1日フリー切符が配布される。若桜鉄道が保有する観光車両3両が日曜のダイヤに沿って運行する予定。

 SLとトロッコは若桜駅構内にあり、有料でトロッコへの体験乗車を実施していたが、新型コロナウイルス感染拡大のため取りやめていた。6日は午前11時からと午後2時からの2回、各回先着90人に無料で乗ってもらう。1回目は開始の20分前から、2回目は30分前から若桜駅で無料券を配ることにしている。

 90周年記念の硬券乗車券セットの販売もある。「若桜号」など運行している車両4両の写真が印刷された台紙に、隼(はやぶさ)駅の入場券、1日フリー乗車券など4種の硬券がセットされている。200枚限定で1枚1140円。若桜駅の「わかさカフェ『retro』」、郡家駅の八頭町観光協会などに置く。八頭町産竹炭で焙煎(ばいせん)した若桜鉄道オリジナルのドリップコーヒーなどの試飲販売も。

 問い合わせは八頭町の若桜鉄道運行対策室(0858・76・0212)。(石川和彦)

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