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 徳島県東みよし町の「吉野川ハイウェイオアシス」に今月10日、約8カ月ぶりに飲食店が復活する。隣町でカフェを営む女性が、新たに店を出すことになった。子育て中の母親に働く場を提供し、地域の人々に「いいな」と思ってもらえるカフェを目指すという。

 徳島自動車道のサービスエリアに隣接し、一般道からもアクセスできる吉野川ハイウェイオアシスにはうどん店と和食店があった。しかし、新型コロナウイルス禍で利用者が減るなか、4月に相次いで閉店した。

 新たにオープンするのはカフェ「culcul(クルクル)」で、うどん店跡のスペースを使う。出店するのは、隣接する三好市三野町で2016年から「カフェ&カルチャー クレヨン」を経営している藤田梢さん(44)だ。子どもたちと起業家の交流の場づくりなどユニークな活動でも知られる。三好市の店は内部が狭いこともあり、コロナ禍でテイクアウトのみの営業を余儀なくされているという。

 オアシスでは地域の名産品や名物店を集めた「マルシェ」(市場)を不定期で開いている。藤田さんはこれまで参加してきた縁もあり、店を構えることにした。11月21~23日には、オアシスのマルシェに合わせてプレオープンした。

 新たなカフェは木を基調にした温かみのある内装で40席。子ども連れの利用者のため、キッズコーナーも設けた。地元産の野菜などを中心にしたワンプレートランチ(1千円前後)や、三好のカフェで好評のガトーショコラなど手作りケーキも出す。

 オアシス内の売店では近く、高品質を売りにするスーパー成城石井の加工食品の販売が始まる。相乗効果をねらい、食材として店の料理に活用することも考えているという。10日からの営業時間は午前11時~午後5時で定休日は火曜日。

 オアシスを運営する東みよし町の第三セクター吉野川オアシスは20年9月中間決算で経常赤字が約6500万円にのぼるなどコロナ禍もあって経営難が続いている。新たなカフェの出店で利用者層の拡大が期待されている。(福家司)

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