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 JRで駅員が不在の時間帯がある駅や、終日いない「無人駅」が増え、車いすなど介助が必要な障害者が移動の自由を制約されているとして、長崎県長与町の障害者団体が、JR九州に改善を求め署名活動を始めた。2千筆を目標に、協力を呼びかけている。

 JR九州長崎支社によると、県内37駅のうち、始発から終電まで駅員がいない「無人駅」は20駅ある。さらに今年3月のダイヤ改定で、郊外の8駅で日中、駅員を置かない時間を設けた。利用者が減っているためだ。常時駅員がいるとは限らない駅が、県内の4分の3を占めている。

 署名活動は、同町の障害者団体「長崎バリアフリーサークル Ami」が10月に始め、11月末までに260筆が寄せられた。

 管田(すがた)多津子代表(40)は11月30日に県庁で記者会見し、「車いすを使う人がどれほど不便か知ってほしい」と実情を訴えた。

 管田さんはよく、車いすで長与駅を利用する。3月のダイヤ改定後は火曜と木曜の午前9時~午後3時、駅員が不在となった。この時間に駅を利用するには、乗車前に予約して、介助のJR社員を派遣してもらわなければならない。仕事などで急用ができた時は駅員を派遣してもらえず、乗車できなかった日もあった。「ただ普通に生活がしたいだけなのです」と管田さんは話す。

 署名は、新型コロナウイルスの感染防止のため、郵送などで受け付ける。問い合わせはAmi(095・887・3980)へ。(米田悠一郎)