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 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、神奈川県が会食時の感染防止対策に力を入れている。先月、県内の飲食店にサーキュレーター(送風機)などを無償で貸し出したところ申し込みがすぐ予定数に達したため、追加貸し出しを決定。サーキュレーター200台分について3日朝から申し込みを受け付ける。

 追加で貸し出すサーキュレーターは、幅25センチ、高さ18センチ、奥行き18センチ。左右自動、上下手動の首振り機能付きで、14~36平方メートル(約4~11坪)のスペースでの使用に適している。

 会食時の飛沫(ひまつ)感染を防ぐには、アクリル板で飛沫の拡散を防ぐほか、浮遊する飛沫を換気によって排出したり、加湿して減らしたりすることが有効とされる。

 そこで県は先月25日、サーキュレーター200台のほか、アクリル板1万枚(幅50センチ、高さ60センチと幅60センチ、高さ60センチの2種類)と、加湿器200台(幅32センチ、高さ32センチ、奥行き16センチ)の無償貸し出しの受け付けを始めた。初日でアクリル板以外は予定数に達し、締め切られた。

 だが要望の多さから、県はそれぞれ追加を決定。加湿器も近く、新たに200台の受け付けを始める。アクリル板は8千枚を足し、引き続き受け付けている。

 借りられるのは、飲食店1事業者あたり、アクリル板100枚、サーキュレーター2台、加湿器2台まで。6週間の貸出期間後は、製品価格の4分の1で買い取るか、返却するかを選べる。買い取り価格の目安は、アクリル板は1枚800円程度▽サーキュレーターは1台2300円程度▽加湿器は1台4300円程度としている。

 サーキュレーターの追加分の申し込みは3日午前9時から先着順で、県のサイト(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/z7a/musyou_kashidashi.html別ウインドウで開きます)か電話(080・7486・6356、080・7486・6347、080・7486・6343)で。電話の受付時間は、平日(3日を除く)の午前9時半~正午と午後2~4時。

 県によると、会食時はマスクを外す人が多く、飛沫による感染拡大の危険性が高い。そこで黒岩祐治知事自ら、食べ物や飲み物を口に入れる時以外はマスクを付ける「マスク会食」を推奨。さらに「M・A・S・K(マスク)」として、マスク(M)の着用やアルコール(A)消毒の徹底、アクリル板による遮蔽(しゃへい)(S)、距離や換気、加湿(K)による感染予防を呼びかけている。また、「感染防止対策取組書」を掲示している店舗を利用するよう求めてもいる。(茂木克信)

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