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 コロナ禍に見舞われたこの1年、話題を呼んだ9人は――。年末恒例の「変わり羽子板」が3日、人形店「久月」(東京都台東区)で披露された。

 今年の注目は、法廷闘争にまで発展した米大統領選の羽子板。トランプ大統領とバイデン氏が長さ60センチの板の上で角を突き合わせている。芸能分野からは、最終回に32・7%の視聴率を記録した連続ドラマ「半沢直樹」の堺雅人さんと香川照之さん。ほか、白血病の闘病を乗り越え大会に復帰した水泳の池江璃花子選手や、最年少で棋聖と王位の二冠を獲得した藤井聡太棋士らの羽子板も並んだ。

 羽子板は元々、女児が迎える初めての正月に魔よけのお守りとして贈られたのが始まりという。羽根つきでつく黒い硬い玉は無患子(むくろじ)と呼ばれる植物の種で、「子が患わない」として無病息災を表す。横山久吉郎社長は「コロナ禍の今こそ、病気をはね飛ばし、経済を高くはね上げてほしいとの願いを込めました」と話していた。

 1986年に始まり、今年は35回目。各一点物の非売品で、4日まで同店で展示された後、来年2月まで全国の百貨店などを巡回する。(柏木友紀)