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 医療機器として承認されていない非接触タイプの体温計などの広告をネット上に出したとして、警視庁は中国籍の陳天賜容疑者(35)=東京都江戸川区北小岩3丁目=を医薬品医療機器法違反容疑で逮捕し、3日発表した。コロナ禍で品薄だった7月までの約4カ月間に中国から輸入し、全国の約5400人に販売。約2100万円を得ていたという。コロナ禍に便乗した医療機器を巡る逮捕は全国初という。

 生活環境課によると、陳容疑者は6~7月、医療機器として未承認の非接触タイプの体温計や、血中の酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」の販売広告をショッピングサイト上に掲示。不特定多数の人が閲覧できるようにした疑いがある。「1秒高速検温」「高精度」などと説明していたという。調べに対し、「コロナで無給になったのでやった」と容疑を認めているという。

 製品は中国製で、販売価格は体温計が3100~7千円(仕入れ価格は1500円)、パルスオキシメーターは3600~6千円(同1千~2500円)。同課によると、専門機関の鑑定で、体温計は実際の体温より最大で2度高く表示されることが判明。パルスオキシメーターも極端にもろいことがわかったという。