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 東京オリンピック(五輪)が新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期されたことを受け、約81万枚の観戦チケットが払い戻しされることになった。3日、大会組織委員会が公表した。販売済みだった約445万枚の18%にあたる。組織委の広報担当者は「引き続き、8割以上の人が大会を楽しみにしている。安全、安心な大会の実現をめざしたい」と話した。複数の大会関係者は「想定の範囲内だった」と振り返った。競技別の枚数や金額の総額は非公表としている。

 チケット払い戻しは、延期に伴って都合がつかなくなった人らに向け、11月10~30日に公式サイトで受け付けていた。返金は12月下旬から始まる。

 チケット価格は競技や席種によって異なり、最高が開会式A席(7月23日)の30万円。競技観戦の最高額は、陸上の男子100メートル決勝(8月1日夜)などがある国立競技場のA席で13万円。サッカーなどで2500円のチケットを売るなど、全体の半分以上が8千円以下となっている。組織委は昨年末に公表した予算で、900億円のチケット収入を見込んでいる。

 政府、東京都、組織委による新型コロナ対策の調整会議は、観客数を制限するかどうかの判断を来春まで先送りしている。組織委は、座席を間引くなどして観戦機会が提供できなくなった場合はさらに払い戻しする方針を示している。

 97万枚を販売済みの東京パラリンピックのチケット払い戻しは現在、受け付け中(12月21日まで)。