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 高知県室戸岬沖の海底掘削調査で、海底からの深さ約1200メートル、温度120度に達する付近にも微生物が生息していることが初めて明らかになった。海洋研究開発機構などでつくる国際チームが3日、米科学誌サイエンスに発表した。

 海底下の堆積(たいせき)物や岩石の中に微生物が生息することはこれまでの研究で知られているが、生命の存在がどこまで広がっているかは、まだ大きな謎だ。チームは2016年秋、室戸岬沖約125キロ、水深4776メートルの地点で、海洋機構の地球深部探査船「ちきゅう」で海底を深さ1180メートルまで掘り、円柱状の試料を採取した。海底の温度は1・7度。掘り進むほど温度が上がり、最下部は120度前後になっていた。

 この試料を調べると、最下部を含む部分に高温でも生きられる超好熱性のメタン生成菌が活動していることがわかった。海洋機構の稲垣史生・マントル掘削プロモーション室長は「地球深部で超好熱菌が発見されたのは初めて。1千メートルを超える深さから微生物の密度が徐々に増加しており、生息温度の限界は見いだせなかった」と話す。まだ掘削できていない、さらに深い高温部にも微生物が存在する可能性がある。

 試料の深さ400メートル、温…

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