【ノーカット動画】菅首相が会見
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 菅義偉首相が4日午後6時から、臨時国会の事実上の閉会を受け、記者会見をしました。首相の会見は、外遊時を除いて就任時以来2カ月半ぶり。自ら推進してきた「Go To トラベル」や、安倍晋三前首相側の「桜を見る会」夕食会問題などをめぐり、どう説明したのか。タイムラインで詳報します。

拡大する写真・図版会見する菅義偉首相=2020年12月4日午後6時9分、首相官邸、恵原弘太郎撮影

寸評=安倍龍太郎記者

長官時代と答弁まるで変わらない首相、やりきれない

 ちょうど1年前、菅義偉官房長官の番記者として、長官会見では桜を見る会について連日質問をした。

 安倍晋三首相(当時)の後援会が開いた夕食会についても「ホテル側に明細書の再発行を求め、公表してはどうか」「本当に収支報告書への記載義務はないのか」などと質問を重ねてみたが、「総理が国会で答弁している。それ以上でも以下でもない」と突っぱねられ、問題ないとの認識を繰り返されるばかりだった。

 夕食会について、初の本格会見で菅首相はどう説明するのか。そこに注目していたが、菅首相は「安倍前総理が国会答弁をされ、必要があれば私自身が前総理に確認をしながら答弁を行ってきた。そういうことだ」と語るのみ。官房長官時代とまるで代わり映えしない内容だった。

 11月の参院予算委員会で自らの発言の責任について問われた際、「事実がもし違った場合には当然、私にも答弁した責任がある。そこは対応する」と語っていた菅首相だが、本気でそう思っているのであれば、もっと違う言葉が出てきそうな気がする。

 生中継もされる首相官邸の会見場は独特の雰囲気があり、手を上げるのはなかなか勇気がいる。官房長官だった菅氏から、顔をゆがめるようにして露骨に嫌そうな表情をされればなおさらだ。毎日のように桜を見る会をめぐる質問を連発し、「いつまで同じようなことばかり聞くんだ」と周囲から苦言を受けたこともあった。

 安倍氏の後援会が夕食会の費用を補塡(ほてん)していたことが明らかになったいま、菅長官とのあのやりとりは一体何だったのだろうとやりきれない思いだ。(安倍龍太郎)

18:45

GoToトラベル優遇?「二階幹事長が特別ということじゃなく」

 最後の質問は「Go toトラベル」についての質問だった。記者が自民党の二階俊博幹事長の名前を挙げて「全国旅行業協会の会長を務め、強く推進している。結果的にほかの業界に比べて優遇してないか」とただした。

 菅義偉首相は「そもそも観光関連の方が約900万人いて、全国にホテルや旅館、従業員、お土産の製造、販売される方などが観光を支えている。観光に従事している方が地域を支えているのも事実」と指摘。「5、6月は稼働率が1割とか2割だった。そうした人たちがこのままいったら事業を継続できないという状況の中でGo toをさせていただいた。二階幹事長が特別ということじゃなくて」と答えた。

 また会見の最後、首相官邸側は「現在挙手している記者で希望があれば、各1問をメールなどで送れば首相の答えを書面で返させていただく」と伝えた。

18:45

学術会議に大きな反発「かなりなるんじゃないかと」

 菅義偉首相は記者会見で、日本学術会議の会員6人の任命拒否問題をめぐり、記者団から「これほどまでアカデミズムからの反発が広がると思っていたか」と問われたのに対し、「これほど(反発が)大きくなるかどうか、ということだが……」と笑みのような表情を浮かべつつ、「私は、かなりなるんじゃないかなというふうに思っていました」と述べた。

 また菅首相は「縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破したい。こうしたことを掲げて総裁選に当選させていただいた。そういう中で学術会議も新しい方向に向かった方が良いのではないかと自ら判断をさせていただいた」と説明した。

18:40

会見は節目だけ?「ぶら下がりでメッセージ発している」

 フリーランスの記者も質問した。菅義偉首相の記者会見について、今後も国会閉会などの節目にしか開かないのか尋ねた。

 菅首相は、官房長官が1日に2回、閣僚も週2回の閣議後に記者会見をしていることを挙げた上で、「私自身も機会がある時に、ぶら下がり(取材)などでメッセージを発している。そうしたことも含めて、これから政権としてのコロナをはじめとする対応策については、もっとしっかりと発信できるようにしていきたい」と語った。

18:40

衆院解散の検討「時間的な制約も考えながら」

 続けて、衆院解散・総選挙の時期についての考えも問われた。

 首相は「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止して、経済の再生、これが最優先だ。ここに全力でまずは取り組んでいきたい」と発言。その上で「しかし、とはいえ、衆院議員の任期も来年秋までなので、そこの中で、いつか選挙を行う必要がある。時間的な制約、そうしたことも考えながら、そこはよくよく考えていきたい」と語った。

18:40

日米首脳会談「できるだけ早い時期に会おうと一致」

 菅義偉首相は、米国のバイデン次期大統領との日米首脳会談開催の見通しについて記者団に問われ、「(バイデン氏との電話協議では)コロナ感染状況を見つつ、『できるだけ早い時期に会おう』ということで一致している」と説明。「今後しかるべきタイミングで調整したいと思う」と述べた。

 菅首相はさらに「日米関係をさらに強固なものにして、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、バイデン大統領と一層緊密に連携していきたい。これが基本的な考え方だ」とも語った。

18:35

敵基地攻撃への結論出す時期「答弁控えたい」

 菅義偉首相は記者会見で、敵基地攻撃能力の保有を念頭に置く「抑止力の強化」の結論を出す時期を問われたが、「国家安全保障会議での議論を踏まえて、引き続き検討して、調整していきたい。現時点において予断をもって答弁することは控えさせて頂きたい」と述べるにとどめた。

 安倍晋三前首相の談話では「今年末までに、あるべき方策を示す」と検討期限を明示していたが、菅首相は10月の所信表明演説でも期限は明言しなかった。

18:30

コロナワクチン「自分に順番が回ってきたら接種したい」

 菅義偉首相は記者会見で、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を開始する時期についても問われた。首相は「治験のデータを最新の科学的知見に基づいて審査した上で、承認したものについて、全額国の負担で接種を行わせて頂く。いろんな準備をしているところ」とし、接種の開始時期については「安全性、有効性をしっかり確認した上なので、現時点で政府から予断をもってその時期を明確にすることは控えたい」と述べるにとどめた。

 また自身が接種を受けるかについても聞かれ「最初は医療関係者とか、そうしたいろんな順番を決める。自分に順番が回ってきたら接種したい」と述べた。

18:20

桜を見る会「安倍前総理に確認しながら答弁おこなってきた」

 会見では続いて、日本学術会議の会員6人の任命拒否問題をめぐり、今国会での菅義偉首相の説明が取り上げられた。

 記者が6人を任命しなかった理…

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