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 トヨタ自動車は3日、執行役員3人の退任と、新任4人の人事を発表した。来年1月1日付。ソフトウェアや対外広報など豊田章男社長が重視する分野を担当するポストも新設された。

 退任するのは、河合満(72)、寺師茂樹(65)、友山茂樹(62)の3氏。河合氏は「工場たたき上げ」として知られ、生産現場の人材育成を担ってきた。寺師氏は電気自動車や自動運転など最先端技術の分野、友山氏は「トヨタ生産方式」の普及を担当。3氏はこうした経歴を生かし、今後は「極めて高度な専門性」を持つ「エグゼクティブフェロー」に就く。寺師氏は取締役は続ける。

 新任は、山本圭司(59)、岡田政道(59)、長田准(54)、佐藤恒治(51)の4氏。このうち、山本氏はソフトウェア部門トップ、長田氏は広報部門トップといずれも新設されたポストに就く。豊田社長が重視する分野を強化する狙い。岡田氏は生産部門、佐藤氏はブランド構築部門を担当する。豊田社長とともに会社の将来の「道しるべ」を作るというポストも新設し、桑田正規・執行役員が担当する。

 執行役員は9人から10人に増える。平均年齢は59・3歳(7月時点)から、56・1歳(来年1月時点)に若返る。トヨタは今年4月、副社長を廃止し、それ以外の執行役員を同格にする組織改編を実施。7月からは、23人いた執行役員を9人に減らした。自動車産業の変革期に合わせ、役員体制のスリム化を進めている。(千葉卓朗)