冬の寒さに配慮、学校の換気法提案 道総研が効果検証

新型コロナウイルス

本田大次郎
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 【北海道】新型コロナウイルス対策で室内の換気が重視されるなか、道立総合研究機構建築研究本部(旭川市)が、冬の寒さに配慮した学校での換気方法をまとめた。空き教室を使って外気を暖めてから、教室に取り込む方法などを提案している。

 寒さの厳しい道内では冬の間、学校で窓を大きく開けて換気することが難しい。同本部では、どのような方法で換気すれば生徒があまり寒さを感じず過ごせるのかを検討した。コロナ対策としての換気量の規定はないため、学校環境衛生基準などをもとに計算し、旭川市内の学校で実測、効果を検証した。

 提案では、教室に換気扇がある場合とない場合に分類した。換気扇がある場合は、同じ階にある空き教室の窓を開けて外気を取り込み、空き教室で空気を暖めてから、廊下経由で生徒のいる教室に取り込む。生徒のいる教室はドアを開けなくても、廊下側のらん間を開ければ、必要量を換気できるという。

 ポイントとして指摘するのが換気扇の掃除だ。いくつかの学校を調べたところ、ほとんどの換気扇のフィルターにほこりが詰まっており、換気性能が2分の1から7分の1に落ちていたという。

 換気扇がない場合は、建物全体の窓の開け方を調整することで、換気することを勧めている。3階以上の校舎では、1階は上の階より開ける窓やドアの幅を狭めるとバランスよく換気できるという。教室内の生徒の数に応じ、窓の開け幅の目安も示した。また、窓の前についたてを置くことで、外気が直接生徒に当たらないようにする方法も推奨している。

 換気方法を記したパンフレットは同本部のホームページで掲載。問い合わせは同本部企画課(0166・66・4218)へ。(本田大次郎)

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