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 60歳以上の男性による軟式野球大会「第4回おじいちゃんの甲子園大会マスターズOVER60」の還暦の部で、奈良県宇陀市の「奈良マスターズ」が県勢で過去最高の準優勝に輝いた。

 大会は11月25~27日に神戸市内で開かれ、還暦の部には17チームが参加した。奈良マスターズは25日に初戦の2回戦でオール松山60(愛媛)と対戦する予定だったが、相手が棄権。26日の準々決勝で瑞祥会爛漫クラブ(香川)を4―0で下し、27日の準決勝で十市やまもも会(高知)と対戦することになった。

 だが、当初は3日目まで勝ち残るとは考えておらず、予定があった主力4人を欠いて戦うことに。しかも相手は元プロ選手3人を擁する品川エンジェルス(東京)を破った強豪だ。

 このピンチを救ったのが、先発マウンドに上がった百合幸二郎さん(60)。かつて郡山高の硬式野球部で主将を務め、現在は高取国際高硬式野球部の監督だ。緩急自在の投球で相手打線を完封。攻めては積極的に足を使い、5―0で快勝した。同じ日にあった決勝では1―16で敗れたが、県勢初の準優勝を持ち帰った。

 奈良マスターズは12年前、現在の総監督の寺岡稔さん(76)が立ち上げた。練習や試合などで、月の半分は野球漬けという。「来年はしっかり決勝までの日程を考えて、優勝したいと思います」。苦笑しつつ、寺岡さんはそう語った。(篠原大輔)

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