[PR]

 岡山市東区の西大寺地区で500年を超す歴史を持ち、「はだか祭り」として知られる日本三大奇祭の一つ「西大寺会陽(えよう)」が、来年2月は規模を縮小して開かれることが決まった。福を呼ぶ「宝木(しんぎ)」の争奪戦は中止し、平成以降の「福男」を勢ぞろいさせて歴史をつなぐ。主催の西大寺会陽奉賛会などが発表した。

 例年は約1万人がしのぎを削るが、来年参加できるのは1989(平成元)年から今年までの32回で宝木を手にした福男141人。平均年齢は55歳ほどで、60歳以上は約50人、80歳以上も含まれる。

 開催は来年2月20日。歴代の福男たちはまわし姿になって、かつて福をつかんだ金陵山西大寺(東区西大寺中3丁目)の境内に集うが、新型コロナウイルス感染防止のために争奪戦は行わない。

 「福男定めの儀」は抽選方式とする。寺によると、参加者は自分の名が書かれたお札を手に境内へ。午後10時、高さ4メートルの御福窓(ごふくまど)から「平成元年の福男」に向けて宝木を投下。宝木は今年の福男まで、未来への祈りを込めて順々に手渡されていく。その後、納められたお札から同寺の住職が2枚を選び、来年の福男とする。

 今年はウイルスの感染拡大が懸念されるなか、西大寺会陽奉賛会は消毒液の設置や観客にマスク着用を呼びかけるなどの対策をとって開催。だがインターネット上では「感染者が出たらどうするのか」などと批判的な書き込みも相次いだ。

 来年の開催について、金陵山西…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。