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 世界陸連のセバスチャン・コー会長は2日、理事会後にオンラインで記者会見を開き、選手たちに新型コロナウイルスのワクチン接種を推奨した。

 承認した英国では来週から接種が始まる予定。今後、世界中で続く可能性がある。医療従事者や高齢者らが優先とした上で「義務ではないが、機会が与えられたら接種してほしい。大会主催者らを助けるし、自身も必要な練習が安定してできるはずだ」と述べた。

 感染状況で不公平が生まれないように、4月から凍結してきた来夏の東京オリンピック(五輪)の選考期間は1日から全種目で解禁された。感染は再び広がっているが、選考会再開を懸念する声は上がらなかったという。「各地で連盟の仲間が準備に奔走してくれている」と信頼を口にした。

 組織的なドーピング問題で資格停止処分を科し、来年3月1日までに組織改革の計画策定や諸経費の支払いを命じているロシア陸連の処遇については、3月の理事会で再び協議する方針を確認した。改革の進み具合により、東京五輪などの主要大会に最大10人のロシア選手を個人資格の「中立選手」として出場させるかどうかなどを検討する。(ロンドン=遠田寛生)