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 中国国家宇宙局によると、3日午後11時10分(日本時間4日午前0時10分)、月で採取した土などを収容した無人月探査機「嫦娥(じょうが)5号」の小型機が月面から発射され、その後、月の周回軌道に入った。今月中旬に地球への帰還を目指す。月の試料を持ち帰る「サンプルリターン」が成功すれば中国として初めてで、1976年の旧ソ連以来44年ぶりとなる。

 嫦娥5号は、1日午後11時11分(日本時間2日午前0時11分)に月への着陸に成功。2日午後10時(日本時間同11時)に、中国として初めて月の土壌などの採取に成功した、と同局が発表していた。

 中国は昨年1月、「嫦娥4号」を世界で初めて月の裏側に着陸させることに成功した。今回の嫦娥5号は、着陸した探査機周辺の土壌などをロボットアームなどを使って採取。サンプルを収めた小型機だけを月面から発射させ、月の軌道で待機している周回機にドッキングさせるなど、これまでより難度が高い任務に挑んでいる。(広州=奥寺淳)