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 夫婦げんかした翌朝、妻が作ってくれた弁当はほとんどが白米で、しかも海苔(のり)で「くそ」の文字が書かれていた。苦笑しながら食べようとすると、驚きの展開が待っていた。

けんかした翌朝の弁当

 今月1日夜、ツイッターユーザーの盆栽Mk-Ⅱ(@JZX90Masaya)さんは妻とけんかをした。

 夜食に豚肉の野菜炒めを作ろうとして、ニンニクが入ったチューブを振ったらフタが外れ、キッチンだけでなくリビングまでぶちまけてしまった。

 「何やってるの!」と言ってきた妻と軽い口論になり、その晩は険悪な雰囲気のまま眠りに就いた。

 翌朝、いつものように妻は弁当を用意してくれていた。

 さすがに今日は作ってくれないだろうと思っていただけに、「ありがとう」と礼を言って会社に向かった。

 昼時になり、職場で弁当箱のフタを開けたら、海苔で作られた「くそ」の文字が目に飛び込んできた。

 弁当箱の8割ほどが白米で、残りのスペースにはちくわの磯辺揚げと、ホウレン草のゴマあえが入っていた。

 思わず同僚に見せて「ひどくない?」と同意を求めた。ツイッターのフォロワーにも見てもらおうと、写真に撮ってツイートした。

 「昨日嫁とケンカしました お弁当はこれでした 現場からは以上です」

 ツイートした後にレンジで弁当を温め、食べ始めた。

 白米に箸を差し込んだら、中から何かが出てきた。炒めた豚肉だ!

 ほじくり返してみると、薄く敷いた米の上に豚肉をのせて、さらにその上から米をのせて隠していたことがわかった。

 驚きのあまり、また写真に撮ってツイートした。

 「下にお肉隠れてました やっぱり好きだぞ嫁」

 つぶやきは大きな反響を呼び、最初のツイートへのいいねは27万を超えている。

妻に聞きました

 「けんかした次の日でしたが、節約のためにお弁当は作ろうと思っていました」と妻は振り返る。

 前夜、まとめ買いしていた豚肉を夫が開けたので、それを使うことに。メニューを考える中でサプライズを思いついた。

 「くそ」の文字は、心境をそのまま文字にした。カタカナで「クソ」とした方が海苔を切るのは簡単だが、やわらかい雰囲気を出したくて、ひらがなにした。

 どんな反応が返ってくるのか帰宅を楽しみにしていたら、「今から帰る」の電話がかかってきた。

 「お肉が入っててビックリした。ちなみにツイッターが大変なことになってるんだけど」

 確認するといいねは1万を超えていた。翌朝には10万を超え、さらに伸びた。

 まさか自分が作った弁当がこんなに拡散するとは。それにしても「やっぱり好きだぞ嫁」の言葉がはずかしい。いつも思ったことをストレートに伝えてくる夫とはいえども。

 話題になったことについて、夫はこう話す。

 「本当にビックリしたのと、みなさんからの温かいコメントがうれしかったです。こういうご時世なので、みなさんが少しでも笑顔になっていただけたのであればうれしいです」(若松真平)