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 アニメ映画が大ヒットし、4日に単行本最終23巻が発売された漫画「鬼滅の刃(やいば)」。主人公の少年が人間を食べる鬼と戦うストーリーで、多くの女性キャラクターが活躍する。彼女たちの描かれ方から、日本社会の変化も感じとれると識者はみる。

 「鬼滅の刃」は、鬼に家族を惨殺された少年・竈門(かまど)炭治郎が、鬼に変えられた妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すために旅をする物語だ。炭治郎は鬼を倒す剣士たちの組織「鬼殺隊」に入り、仲間たちと共に鬼と戦う。

 ジェンダーの視点から大衆文化を研究する横浜国立大の須川亜紀子教授は、作中に登場する2人の女性キャラに注目する。鬼殺隊で最も位が高い「柱」と呼ばれる胡蝶(こちょう)しのぶと、甘露寺蜜璃(みつり)だ。

 姉とともに鬼殺隊に入った「蟲柱(むしばしら)」のしのぶは、姉を殺した、女性を食べることに執着をもつ鬼と戦う。体が小さいことにコンプレックスがあり、鬼の首を切る力もないが、鬼を殺すことができる毒を調合して武器にする。一方で、炭治郎と肩を並べて鬼と戦う栗花落(つゆり)カナヲら鬼殺隊の少女たちや鬼に家族を殺された孤児を引き取り育てて共同生活している。

 「弱い存在としての女性である自分や、男性中心的な社会を嫌悪しているけれど、女性たちの連帯の可能性を信じ、キャリア女性・母親・姉としての役割を実現している」と須川教授はみる。

 対照的な存在なのが「恋柱(こ…

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