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 埼玉県教育局は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、県立高校の部活動を冬季休業の開始日から1月3日まで原則中止とすることを決めた。これまでに陽性が確認された生徒の感染経路を分析した結果、部活動が関係するケースが目立ったため。すでに予定されている全国大会への出場やそれに向けての練習は認める。

 保健体育課によると、県内の多くの学校が授業を再開した6月下旬から11月29日までの間、新型コロナの感染が確認された公立学校の児童生徒は、小学生86人、中学生51人、高校生100人、特別支援学校生2人の計239人だった。

 これらの感染経路を分析したところ、小中学生の7割程度が「家庭内」で、「学校内」はほとんどなかったが、高校生は「家庭内」が2割と低い一方、「学校内」が4割を占めていた。「学校内」のうち6割は部活動関係だったことや年末年始は医療機関の診察態勢が手薄になる可能性があることから、今回、県立高校の部活動の中止措置を取ることにした。県立高校の冬季休業はほとんどの学校で25日に始まる。

 一方、小中学生には家庭内での感染防止策を徹底するよう呼びかける。「規則正しい生活」や「毎朝の健康観察」など五つのポイントを示したリーフレットを作り、公表している。(釆沢嘉高)