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 長崎県波佐見町発注の指名競争入札をめぐり、官製談合防止法違反などの罪で起訴された町教育委員会職員の池上昌平被告(39)と、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた電気工事会社「ダイニチ」社長、武村龍弥被告(53)の判決公判が4日、長崎地裁佐世保支部であった。向野剛裁判官は池上被告に懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)、武村被告に懲役1年執行猶予3年(同1年)を言い渡した。

 判決によると、池上被告は昨年3月9日、町立小中学校への空調機の設置工事の設計金額を武村被告に漏らし、武村被告はそれをもとに5日後にあった指名競争入札で3件の工事を落札した。向野裁判官は「両名とも規範軽視の態度は明らかで刑責は重い」と指摘。その上で「反省の弁を述べており、池上被告は懲戒免職が見込まれる」として執行猶予付きの判決を言い渡した。(原口晋也)