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 新型コロナウイルスの影響で京都府内企業の多くが厳しい状況にあるなか、好調とされるのが眼鏡業界だ。リモートワークでパソコンやスマートフォンを見る時間が増えたなか、目に負担が少なく、マスク顔のアクセントにもなるためとみられ、新たな商機も生まれているという。(高井里佳子)

 コロナ禍で外出する人もまだ少なかった7月、京都市中心部に路面店をオープンしたのは、大手眼鏡ブランドのZoff(ゾフ)。この京都河原町店(中京区)では800点ほどを用意。京都駅ビルにある店舗の売り上げに並ぶ好調ぶりという。

 中本涼平店長(36)は「リモート作業で目の疲れを気にする人が多い」と話し、パソコン画面などから出るブルーライトをカットする眼鏡が人気だと話す。1日に購入した下京区の大学生、長尾拓海さん(23)は「大学はオンライン授業が続いているので、目の負担を軽減したい」と話す。

 ゾフの全体の売り上げはコロナが急拡大した3~5月に前年を割り込んだが、度なしブルーライトカットレンズが牽引(けんいん)し、6月以降はほぼ毎月、前年を1~2割上回っている。

 東京や大阪にも店舗を持つ左京区の「OBJ(オブジェ)」では、室内用として眼鏡を買う客が増加。約5メートル先に焦点が合う「中近レンズ」や手元が見やすい「近近レンズ」の販売が夏から伸び、9~10月は前年同月比で2~3割増えたという。

 自社製フレームを扱う「フェイスコード」(中京区)では、夏ごろから「マスク映え」する商品を求める客が目立っているという。ショップマネジャーの富田尚一さん(50)は「マスクで顔が隠れるので、個性が出せるのは目元。アクセントのあるデザインが好まれている」。

 左右のレンズをつなぐブリッジ部分の形でも個性を出せるという。「マスクは意外と大胆にさせる効果がある。デザインが注目されるきっかけになっている」と喜ぶ。

 関連商品も売れている。国内外の眼鏡をそろえる「GBガファス・キョウト」(中京区)では、レンズの曇りどめ効果があるクロスが人気。岡田卓也店長(46)は「普段なら暑くてマスクをしない夏は売れないが、今年は通年で売れています」。

 総務省の家計調査からも好調さがうかがえる。眼鏡代支出は6~8月に前年を上回った。一方、コンタクトレンズ代の支出は3月以降、前年を下回り続けている。

眼鏡の選び方は?

 眼鏡はいつからファッションアイテムとして定着したのか。眼鏡をどう選んだらいいのだろう。6月に中京区の商業施設「新風館」に出店したセレクトショップ「グローブスペックス」の岡田哲哉社長(61)に聞いた。

 ――「マスク映え」という声も…

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