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 東京都世田谷区の区立保育園で、保育士が園児の嫌がる不適切な行為を繰り返し行っていたことが4日分かった。区は調査の内容を報告書にまとめ、今後、外部有識者による検討会を設置。再発防止に向けた改善策を今年度中にとりまとめるという。

 区への取材によると、保育士は、昼寝の時間に、二つ折りにした敷布団を園児の上半身に落とす▽夏季に、嫌がる園児に水のシャワーをかける▽園児の頭の上に軽く手を当てて、威圧的な言葉をかける▽昼寝の際、「おまじない」と称しておでこに消しゴムなどを置いて動けないようにする――など複数の行為があった。

 情報提供を受けた区が10月上旬から調査を開始。複数の目撃証言があり、本人も認めているものもあるという。区は、園児らに外傷はなく、「虐待行為」とまではいえないが、「不適切な保育」と認めている。この保育士は現在、登園していない。

 区は今後、大学教授や専門家ら外部有識者でつくる「区立保育園における保育のあり方検討会」をつくり、来年3月までに3~4回開いて検証し、再発防止に向けた改善策を年度内に取りまとめる。区の担当者は「子どもたちから見て適切な保育なのか、原点に立ち返る必要がある。徹底的に検証して、二度とこのようなことが起きないよう区全体でしっかり取り組みたい」と話した。(野田枝里子)