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 米国防総省は4日、トランプ大統領が東アフリカのソマリアに駐留する米軍の大部分の撤収を命じたと発表した。約700人が駐留し、アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」に対する軍事作戦に10年以上当たってきた。「終わりなき戦争を終わらせる」という公約を掲げたトランプ氏は来年1月の任期切れまでに、アフガニスタンやイラクの駐留米軍の削減も表明したが、治安の悪化が懸念されている。

 ソマリアから撤収する米軍部隊の多くはケニアやジブチなど近隣国を拠点にテロ対策を続ける予定で、国防総省は「米国はアフリカから撤退しない。ソマリアで対テロ作戦を行う能力は持ち続ける」と強調した。

 トランプ政権は11月、アフガニスタンの駐留米軍を約4500人から2500人に、イラク駐留米軍も約3千人から2500人に削減すると表明した。期限はトランプ氏の任期が切れる来年1月20日直前の同月15日とした。ロイター通信によると、ソマリアの兵力削減の期限も同時期という。(ワシントン=渡辺丘)