[PR]

 福井県の医薬品メーカー、小林化工(本社・あわら市)は4日、皮膚治療などに使われる経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠50『MEEK』」について、100錠入り929箱を自主回収すると発表した。

 小林化工によると、服用した患者から、ふらつきや意識もうろうといった症状など副作用の報告があった。調査したところ、製造工程で睡眠導入剤の成分が混入したと判明したという。

 4日時点で副作用の報告は大阪府、佐賀県、岐阜県からあり、2~77歳の男女12人。中には自動車の運転中に中央分離帯に衝突する事故を起こした例もあるという。

 同薬を製造していた工場では、混入した成分を使った睡眠導入剤も製造。原材料となる原薬が近い場所で保管されており、一部に睡眠導入剤の原薬が混入した可能性があるという。

 自主回収の対象となっている929箱は、今年9月28日から12月3日まで、全国に出荷されたという。薬の外観からはロット番号までは分からないので、同社は、処方された人は医師や薬剤師に相談してほしいとしている。問い合わせは、小林化工学術部(0120・37・0690)。(堀川敬部、姫野直行)