[PR]

 国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で5日、地元中学生らによる羽数調査があった。県ツル保護会事務局によると、総数1万7315羽で、過去最多を記録した。

 内訳はナベヅル1万5909羽、マナヅル1387羽、クロヅル7羽、カナダヅル6羽、ナベクロヅル5羽、アネハヅル1羽。

 ナベヅルは世界の9割、マナヅルは5割が出水で越冬するとされる。環境省は感染症による絶滅防止のため、越冬地の分散化を目指し、今季から与えるエサの削減を進めている。

 一方、県などによると、ツルのねぐらで11月9日~30日に採取された水からは高病原性鳥インフルエンザウイルスが計4回検出。養鶏場が盛んな同市では、ねぐら周辺や養鶏場での防疫対策が強化されている。

 県ツル保護会長の椎木伸一市長は「(数字の語呂合わせが『いーな最高』になる)羽数の記録は半世紀を超える地域あげての保護活動の成果」と強調。鳥インフルについては「市民一丸で防疫に取り組み、養鶏も観光も守りたい」とする。(城戸康秀)

関連ニュース