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(悩みのるつぼ)相談者

 40代女性です。数年前に父が他界しました。私は一人娘で父にはとても可愛がられました。しかし、母からは――。

 父が亡くなって1年ほどしたある日、私はインフルエンザにかかりました。高熱でうなされていると、色々なことが思い出されました。

 小学生の頃、白米が敷き詰められただけの弁当を一度持たされたこと。祖母と母と私が車に乗っていて、急斜面の途中で運転席の母がサイドブレーキをかけずに自分側のドアを開け、ご近所さんの郵便ポストに回覧板を入れようと身を乗り出したとき、左足がフットブレーキから離れて母だけ車から出た状態で車が坂道を下っていったこと(幸い、後輪は家側のほうを向いていたため、1軒先の家の塀に激突するだけで難を逃れました)。さらに7歳くらいのとき、母と二人で旅行中に寝台列車の上側のベッドに一人で寝させられ、夜中に床に落ちたこと(やはりケガは無かったのですが)……。

 そして、なぜか急に母の私に対する敵意をはっきりと感じたのです。

 ただそれらは確たる証拠もなく、過去のことであり、他人から見れば私の勝手な被害妄想と捉えられそうでもあります。

 それほど母がずる賢かったのか、自分が変なだけなのか。客観的なご意見をうかがえればありがたく存じます。

回答者 文筆業・清田隆之さん

 気になるのは最後の一節です。おそらく「母に明確な意思があったか否か」を気にされてのことだと思われます。かなり過去の出来事であり、たとえ母に問うても「覚えてない」「考えすぎ」などと返答される確率が高いだろうし、故意だったと認められてもそれはそれで怖い。「勝手な被害妄想」で片づけられればいいが、それではまったく腑(ふ)に落ちない。これが相談者さんの現在地だと考えられます。

 ひとつはっきり言えるのは、第…

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