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 横浜市が主催する「医療マンガ大賞」は、マンガを通して医療従事者と患者のコミュニケーションや理解を深めていこうという取り組みだ。プロ・アマ問わず応募でき、今年で2回目。「2020年の医療現場」という部門では、コロナ禍で苦闘する現場がテーマとなった。

 マンガの原作となるエピソードは、医療情報サイトなどを運営する「メディカルノート」が提供。集団感染が発生した「ダイヤモンド・プリンセス号」の対応を指揮した横浜市立大学教授で付属市民総合医療センター高度救命救急センター長の竹内一郎さんらへのインタビューをもとにしたものだ。

 「医師視点」「看護師視点」のどちらかを選んでマンガにして応募する仕組み。11月、それぞれ入選作が選ばれた。「看護師視点」は、感染者対応チームに入った看護師が主人公だ。入選した戸山知子さん(33)は、「マンガを描くとき、『医療従事者だって一人の人間だよ』ということを意識した。不安や孤独にも見舞われるし、家に帰れば家族もいる、ということを訴えたかった」と話す。

 医療マンガ大賞のサイト(https://iryo-manga.city.yokohama.lg.jp/別ウインドウで開きます)で全部門の大賞・入賞作品や原作エピソード、審査員のコメントなどが読める。(佐藤陽)

佐藤陽

佐藤陽(さとう・よう) 朝日新聞文化くらし報道部・be編集記者

横浜総局時代に、超高齢化の実態や取り組みを描いた「迫る2025ショック」を2年半連載、『日本で老いて死ぬということ』(朝日新聞出版)として出版した。台湾でも翻訳された。自身の心の病をきっかけにメンタルヘルスの取材も続ける。早稲田大学非常勤講師として「産業社会のメンタルヘルス」の講義を担当する。