【動画】神宮球場の名物うどん・そば店が閉店した=渡辺芳枝撮影
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 明治神宮野球場(東京都新宿区)で半世紀以上にわたって親しまれた、うどん・そばの「水明亭」が6日、閉店した。ヤクルト球団のファン感謝デーで訪れたファンらが、最後の一杯を求めて長い列をつくった。

 午前8時半、球場が開門されると、真っすぐ「水明亭」に向かう人の姿が見られた。茨城県つくばみらい市の会社員、佐々木尚志さん(49)もその1人。「球場に来ると毎回食べていた。(一昨年閉店した)本店にもよく食べに行った」と懐かしみ、家族3人で天ぷらうどんをすすった。品川区の吉田純一さん(51)、孝子さん(50)夫妻はスタンドの座席で、天ぷらうどんを味わった。「天ぷらに味がしみておいしい。最後なんて寂しい。ずいぶんお世話になりました」と惜しんだ。

 今年のファン感謝デーは過密を避けるため、9時半~11時半と午後1時半~3時半の2部構成。ファンを入れ替える約30分間以外は、客足が絶えることはなかった。特に午後の部のお客さんが入った直後の午後1時ごろは50人以上が列をつくり、購入まで30分ほど並ぶ時間帯もあった。

 午後の部が始まってすぐに天ぷらが品切れとなり、麺と油揚げも急いで追加搬入された。列が短くなった時間帯には球場関係者や報道陣も最後の1杯を味わった。この日は、うどん・そば合わせて968杯が出たという。

 病気療養中の店主・本村律枝さん(79)に代わって店を切り盛りした山口照弘さん(26)は「水明亭がみなさまにいかに愛していただいていたのかを再認識しました。ありがとう、お疲れさま、とたくさんの方に声をかけていただきました」と感激の面持ちで話した。

 高校1年生だった1979年に…

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