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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日夕、相模原市の宇宙科学研究所で会見を開き、カプセルの回収成功を報告し、6年50億キロに及んだ小惑星探査機「はやぶさ2」の計画を総括した。

 発表では、カプセルは予定通りの6日午前2時半ごろ、豪州南部の砂漠の上空で大気圏に突入し、夜空に明るい尾を見せた。現地回収班は、カプセルが発信する電波を頼りにヘリコプターでカプセルを捜索した。カプセルは予想通りの場所に着地しており、実際には1時間半で見つかったが、回収を統括する中沢暁サブマネージャは「見つかるまで非常にやきもきした時間だった」と振り返った。

 回収班は今後、砂が採取できていれば、カプセルに充満しているはずのガスを採取する作業を7日に始める。その後、早ければ8日にもチャーター機でカプセルを日本に空輸し、宇宙科学研究所で本格的な分析を始める予定だ。

 津田雄一プロジェクトマネージャは「はやぶさ2は帰ってきました。6年間の飛行を終え、オーストラリアの地に、私たちは玉手箱をまい降ろすことができました。(自己採点は100点満点中で)1万点。カプセルを開けるのが楽しみです」と語った。

 はやぶさ2の飛行はほぼ6年、2195日だった。国中均所長は「完全にコントロールされたミッションを完遂できた。運用については、かなり厳しい指導もしたが、大変うまくやってくれた」とチームをねぎらった。(石倉徹也