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 あきた白神エリア(秋田県能代市、藤里町、三種町、八峰町)に新しいご当地グルメが誕生した。ネギなどの地場産品を使い、六つの飲食店が開発した6種類の「白神の恵み かましメシ」。どの料理も途中で味を変えられる「味変」の工夫が施され、意外性も十分。18日から販売を始める。

 ご当地グルメを企画した一般社団法人あきた白神ツーリズム(代表理事=広幡信悦・能代商工会議所会頭)によると、「かましメシ」は、「混ぜる」を意味する方言「かます」と「飯」を組み合わせたネーミング。名乗るには、必ず県産ネギを使う▽1市3町の特産品を最低4種入れる▽味付けによって食事中に味の変化が楽しめる(ひつまぶし方式)――といった条件を満たす必要があり、各店が工夫を重ねた。

 六つのメニューは、①「白神のめぐみごはん」=八峰町のダイニング福八②「豚なんこつのタコライス」=能代市のdiningきぃmon③「白神の恵みもんじゃ~ちゃんぽんstyle~」=能代市の鉄板空間縁~Enishi~④「かましメシ プルドポークライス」=藤里町のCafe(eに´〈鋭アクセント〉付き)岳⑤「白神の恵み 豚なんこつ御膳」=三種町のレストランきらめき⑥「極み炭火焼きピビンバと白神スープ」=能代市の酒食彩宴粋――といった具合。料金は990~2500円と幅がある。

 今月1日、能代市であったお披露目会では6店の料理人が食べ方を説明。試食に訪れた関係者も興味津々な様子で聴き入っていた。

 一番関心を集めたのは「味変」の部分。例えば、「白神のめぐみごはん」は、豚軟骨やアワビ、「白神しいたけ」を使ったチャーハンだが、ねぎ油、ネギポタージュスープをお好みで加えると、リゾットのような味わいに変化する。

 「極み炭火焼きピビンバと白神スープ」も、白神地鶏のガラスープをピビンバにかけると、クッパ風に。三種町産の「まごころ豆板醬(トウバンジャン)」をスープに溶いて辛みを足すなど、味のバリエーションも豊かだ。

 酒食彩宴粋の料理長、柳谷千尋さん(41)は「通年で確保できる食材を探し、組み合わせるのは簡単ではなかったが、仕事を通じて地域貢献できる機会と思い、知恵を絞った」。

 今回の企画には、県の観光地創生支援事業の補助金を活用。旅行情報誌「じゃらん」発行元のリクルートライフスタイルなどと連携し、県外への認知度向上も狙う。広幡代表理事は「外食産業はいま、コロナ禍で苦労している。飲食店の皆さんが思いを込めて考案した料理をうまくアピールし、誘客につながるような地域の新たな観光資源に育てたい」と話した。(佐藤仁彦

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