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 英国の欧州連合(EU)離脱後の貿易協定を巡る交渉が6日、再開した。英国のフロスト首席交渉官らがEU本部があるブリュッセルに移り、EU側のバルニエ首席交渉官らと合意に向けて残る課題について協議した。7日夜に予定されている英EUの首脳による電話会談までに打開の道を探る。

 英BBCによると、フロスト氏は6日、ブリュッセル到着後に記者団に「合意できるよう懸命に取り組んでいる。今日の交渉で何が起きるか見極めたい」と話した。

 英国が今年1月末にEUを離脱したことに伴う貿易交渉は、英国が加盟時と同じ扱いを受ける期限である年末を前に行き詰まっている。英近海でのEUの漁業権や産業補助金ルール、協定が破られた場合の措置などに焦点は絞られており、交渉官らは妥結に向けた詰めの交渉に臨む。

 結果を受けて、英ジョンソン首相とEUのフォンデアライエン欧州委員長が7日夜に電話会談する。EUは10日から首脳会議を開く予定で、合意案ができればそこでの承認も視野に入る。ただ、フランス閣僚が「合意内容が悪ければ、フランスは拒否する」と発言するなど先行きは不透明だ。(ロンドン=和気真也)