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バイデン政権へ どうなる朝鮮半島(1)

 米国の政権交代は、北朝鮮の非核化に向けた米朝交渉にも影響しそうだ。米朝それぞれにどんな思惑があるのか。今後、どんな動きが予想されるのか。米国の外交や北朝鮮情勢に詳しい韓国の朴元坤・韓東大教授に聞いた。

 ――バイデン次期米大統領が就任すれば、米国の対北朝鮮政策は変わりますか。

パク・ウォンゴン 1968年生まれ。韓国国防研究院・対外協力室長、韓国国防省や韓国統一省の政策諮問委員を歴任し、米国の外交戦略や北朝鮮情勢などについて韓国政府に助言してきた。現在は韓東大教授(国際関係学)、韓国外交省の政策諮問委員。

 「バイデン氏は北朝鮮の核問題を、トランプ大統領のように指導者間の信頼を通じて解決しようと考えていない。オバマ政権の『戦略的忍耐』政策が北朝鮮に核開発の時間を与えてしまった。特に、国務長官への就任が予定されるブリンケン氏はオバマ政権で国務副長官などを歴任し、よく理解している。その反省を踏まえ、北朝鮮に実務交渉を求め、圧迫を強めるだろう」

 ――北朝鮮は応じますか。

 「金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が実務協議を嫌っているのは明らかだ。米朝の実務協議は2019年10月のストックホルムが最後で、北朝鮮側は当時、米国が生存権と発展の権利を阻害する敵視政策を撤回するまで、非核化交渉に応じない、と迫った」

 「『発展の権利』は制裁解除を求めるもの。『生存権』は米韓合同軍事演習の中止にとどまらず、在韓米軍の撤収まで迫るものだ。北朝鮮は協議再開の条件を上げすぎた。バイデン氏も、最優先課題に新型コロナウイルスや経済の対策を掲げており、北朝鮮問題は優先順位ではない」

 ――米朝間の足踏み状態が続くということですか。

 「そうとは限らない。北朝鮮は経済制裁、コロナ、自然災害の三重苦に陥っており、制裁解除を求めて交渉を急ぎたいはずだ。揺さぶりをかけてくるだろう。もし来年3月に米韓が合同軍事演習を行えば、対抗措置として挑発行動に出る可能性が高い」

 ――そうなれば緊張が高まりそ…

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