[PR]

 ミャンマーでの迫害から逃れ、バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプで生活するイスラム教徒ロヒンギャについて、バングラデシュ政府が、ベンガル湾の島へ移送を始めた。島は豪雨や高潮に見舞われることがあり、国連やNGOなどからは「水没する懸念がある」との声が上がっていた。

 移送先の島は、バシャンチャール。地元紙によると、バングラデシュ政府は3日、約1600人のロヒンギャをコックスバザールの難民キャンプから約150キロ北にある港湾都市チッタゴンまでバスで移動させた後、4日に船で約3時間半かけてバシャンチャールに送った。政府は島内の道路や住宅などの整備を進め、水害に備えた避難所なども建設したとしている。約10万人を移住させる計画だ。

 コックスバザールで暮らすロヒンギャ難民は約100万人。キャンプが過密となっているほか、ロヒンギャが定住することに地元住民からの反発がある。ロヒンギャが違法薬物の取引や人身売買に巻き込まれる事件も相次いでいる。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「十分な情報を与え、難民の意思に基づいた移動でなければならない」としているが、「強制的に移住させられた」と主張するロヒンギャも出ている。UNHCRは取材に「島の安全性を確認する調査団を派遣したいと求め続けてきたが、実現していない」と説明する。移住後に仕事はできるのか、自由に島外に出られるのかなど、明らかになっていない点が多いという。

■バングラ側…

この記事は有料会員記事です。残り379文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。