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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、衆院議員の秋元司被告(49)に計約760万円相当を提供したとして贈賄などの罪に問われた中国企業「500ドットコム」の鄭希被告(38)の初公判が7日、東京地裁であった。鄭被告は「(贈賄を)計画したことはなく、通訳や連絡役をしていただけだ」と供述。弁護側は犯行を手助けした幇助(ほうじょ)罪にとどまると主張した。

 当時IR担当の内閣府副大臣で収賄罪に問われた秋元議員は、保釈後に贈賄側にうその証言を依頼したという組織犯罪処罰法違反(証人買収)罪でも起訴され、裁判は始まっていない。「500」社の元顧問2人は既に贈賄などの罪で有罪判決が確定している。

 検察側は冒頭陳述で、鄭被告は「500」社の社長から日本でのIR事業参入の相談を受け、元顧問の1人を紹介したと指摘。副社長の肩書で活動し、秋元議員への現金提供などを元顧問らと計画したとした。

 弁護側は「元顧問らは中国語が話せず、被告は社長との間に入って提案や指示を伝えていたにすぎない」と反論。起訴内容の一部の接待は「何の説明も受けていない」と主張した。(根津弥)