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 人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の挿入歌「竈門炭治郎(かまどたんじろう)のうた」を歌った、歌手で声優の中川奈美さん(愛媛県宇和島市出身)による特別講義が7日、松山市の河原パティシエ・医療・観光専門学校であった。地元から声優や俳優をめざす学生を、熱血指導した。

 「竈門炭治郎のうた」は、主人公の炭治郎が妹の禰豆子(ねずこ)と力をあわせ、強敵の鬼・累(るい)に立ち向かう場面で流れる曲。この場面は、ファンの間では「神回」として注目を集めている。

 中川さんはこの日の講義に「“全集中”で臨んだ」。声優タレント科の2年生8人へのアフレコ実習では、「マイクにあわせて動けない新人に、仕事はない!」と気合たっぷりに指導した。アフレコ現場では、自分の身長にあうマイクが使えるとは限らないため、ひざを曲げるなどマイクが自分の声を拾うように工夫を重ねる必要性を説いた。

 2年生の有光玲未生(れみゅう)さん(19)は「コロナで直接指導を受ける機会がなくて、本当に貴重な機会になった」と涙ぐんだ。学校では例年、プロの声優を年10回ほど直接招くが、今年度はこれまですべてオンライン。中川さんに褒められた点もあったが、「満足せずに、どんどん鍛えていきたい」と話した。(照井琢見)