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 政府は杉山晋輔駐米大使(67)を退任させ、後任に冨田浩司駐韓国大使(63)を充てる方向で最終調整に入った。来年1月の米バイデン政権発足にあわせ、オバマ政権当時に外務省北米局長などを歴任した冨田氏を起用し、米次期政権との関係構築を急ぐ狙いがある。

 日本政府関係者が明らかにした。冨田氏の後任には相星孝一駐イスラエル大使(61)を充てる方向。

 冨田氏は1981年に外務省に入り、バイデン氏が副大統領の時代に駐米公使や北米局長を務めるなど、米民主党に人脈がある。駐イスラエル大使などを経て、昨年10月から現職。外務事務次官や外務審議官を経ず、駐米大使に就くのは異例だ。日本政府関係者によると、来年1月末にも着任する見通しだという。

 杉山氏は外務事務次官を経て2018年1月に駐米大使となり、トランプ政権との関係構築に尽力した。