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 愛知県内の新型コロナウイルスの新規感染者のうち連日半数を占める名古屋市は7日、市内で少なくとも170人程度(6日時点)が入院し、実際に使える市内の病床約180床に迫っていると明らかにした。徐々に病床を増やしているが、さらに増やすと「一般医療が制限される」(浅井清文医監)と、大幅に増やすのは難しいとしている。

 市内での病床逼迫(ひっぱく)は、この日の記者会見で河村たかし市長が明らかにした。入院は、市が把握する155人に加え、市外からの入院者が十数人いる。市外で入院している市内の感染者も27人いるという。

 愛知県によると、名古屋市にはすぐに対応可能な病床が297床ある。だが市によると、医師や看護師が不足し、全てを使えるわけではないという。大村秀章知事は7日午後の記者会見で、市内の複数の病院で受け入れ可能と報告している病床がすべて埋まっているわけではないとして、「市のいうように医師、看護師が確保できないということでは困る。受け入れてもらわないといけない。しっかりと努力をしてもらいたい」と述べた。

 また市は、年末年始に多くの医療機関が休診することに備え、30日~1月3日にPCR検査所を1カ所設置することを検討しており、1日200件程度の検査が可能だという。また14日付で、局長級の新型コロナウイルス感染症対策監、新型コロナウイルス感染症対策部、新型コロナ感染症対策室を設置する。(小林圭)