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 大分県農協(JAおおいた)は4日、保険契約やガソリンの給油をめぐる職員の不正があったと発表した。県農協では昨年から、横領や窃盗といった不祥事が相次ぎ、10月に県が業務改善命令を出し、それに基づく改善計画を策定している最中。県は「さらなる不祥事を重く見ている」としている。

 県農協によると、2017年2月、当時日田支店の保険契約に関する部署に勤務していた50代男性職員は、契約者の義母に契約者名を代筆させたり契約者の居住地とは異なる住所を書かせたりしたうえで、生命共済・医療共済・がん共済の計3件の契約を結んだ。今年10月、義母が支店に解約を申し出た際に不正が発覚した。

 また、豊後大野農機センターの20代男性職員は今年10月30日、農協が運営する緒方給油所で、業務用車両に給油する際に使う給油番号を給油所職員に伝え、ガソリン30リットルを自家用車に給油させた。別の職員が、男性職員が自家用車に給油させているのを見て発覚した。その後の調査で、昨年4月~今年10月、ガソリン計180リットル(被害額2万4138円)を不正給油していたことが分かった。

 県団体指導・金融課の安藤善之課長は「業務改善計画とは別に、今回の案件についても個別に具体的な対策計画を作ってもらう」と話した。(中沢絢乃)