拡大する写真・図版核兵器禁止条約について語る佐藤優さん=京都市上京区、滝沢美穂子撮影

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 核兵器は絶対悪と言っていいと思います。もちろん私も元外交官ですから、抑止という考え方は分かります。しかし、それが必ずしも機能するかということは怪しい。こうした中で、核兵器禁止条約の発効によって、物理的に核兵器そのものをなくしていく方向へもう一歩進むということは非常に重要だと思います。

 さとう・まさる 作家・元外務省主任分析官。同志社大学神学部客員教授。対ソ連・ロシア外交を中心に活躍。著書に「国家の罠(わな)」「自壊する帝国」「池田大作研究」など。

 国際政治は振り子のように動いていますが、リーダーの決断などへの影響はかなりあると思います。

 日本政府は核禁条約に非常に冷ややかだとの見方がありますが、核廃絶に向けて少しずつシフトが始まっています。自公連立政権の中で、核廃絶は意外と大きいウェートがある。核廃絶は創価学会の絶対的な真理です。いけないものはいけないと。その意味でも、核禁条約は非常に大きな意味を持ちます。

「時の印を絶対にとらえ損ねてはいけない」。核禁条約の発効をめぐり、佐藤優さんはこう指摘します。どういう意味でしょうか。

政治エリートの意識だって変わる

 ともかくオブザーバーの参加を…

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