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 コロナ禍での営業自粛を経て順次、再開してきた遊園地・テーマパーク施設が、鈍い客足の戻りに苦戦している。経済産業省の統計によると、9月の入場者数は前年同月の半分以下。コロナ対策で絶叫の自粛を求めるなど、遊園地ならではの「非日常感」の演出が難しくなっていることも背景にあるようだ。

拡大する写真・図版USJが今年のクリスマスイベントで実施する「ハッピー・クリスマス・ストリート・パーティ」=ユー・エス・ジェイ提供

 経産省が11月に発表した「特定サービス産業動態統計調査」によると、主な遊園地・テーマパークの9月の入場者は約292万人と前年同月の45・2%。コロナ禍で各施設が順次休園し、3月は同5・6%、4月は同2・0%まで激減したところから回復はしてきたが、低迷が続く。その後も11月以降の感染再拡大で、足元の入場者数が再び減少に転じたところもあるという。

拡大する写真・図版遊園地・テーマパークの入場者数の推移

 客足の低迷は、集客力のある東京ディズニーリゾート(TDR)が一定規模の、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が半分以下の入場制限を続けている影響が大きいとみられる。一方、レジャー産業に詳しい徳島文理大学の鍛冶(かじ)博之准教授は「コロナ対策で、各施設とも『非日常感』の演出が難しくなっていることも要因」とみる。

 例えば、大声の抑制。ひらかたパーク(大阪府枚方(ひらかた)市)のジェットコースターでは係員が客のマスク着用を乗車前に確認し、「大声は極力控えて」との掲示を出す。野外でのステージショーも子供たちに「応援は静かに、心の中で」と呼びかけ、声かけの代わりに拍手を促している。

拡大する写真・図版ジェットコースターを消毒するスタッフ(ひらかたパーク提供)

 ナガシマスパーランド(三重県…

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