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 飲食店の情報サイトを運営する「ぐるなび」などは8日、毎年の世相を最も反映する食を選ぶ「今年の一皿」に「テイクアウトグルメ」を選んだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの飲食店が休業や営業時間の短縮を迫られ、新たな収益源として始めた。

 選定の理由として、ラーメンや高級料理、アルコール飲料など多種多様なメニューが増えた▽事前予約決済や店頭以外での購入など販売方法の選択肢も広がった▽外食の楽しさや飲食店の存在価値を再認識し、テイクアウトを通じて消費者が店を支援する動きも見られた――などを挙げた。

 ただ、感染が再び広がり、外食産業の厳しい状況は続いている。帝国データバンクによると、今年1~11月の飲食店の倒産は736件で、年間の倒産数が最も多かった昨年1年間を既に上回っている。

 「今年の一皿」は、1年で話題になったことに加え、世相を映し、後世に受け継ぐ価値があるかなどが基準。サイトの検索数や会員へのアンケート、メディア関係者の審査を経て選んでいる。

 過去にはタピオカ(2019年)▽鯖(さば)(18年)▽鶏むね肉料理(17年)▽パクチー料理(16年)▽おにぎらず(15年)▽ジビエ料理(14年)が選ばれている。(栗田優美)