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 北海道は8日夕、政府に対し、新型コロナウイルスの感染者が急増している旭川市への自衛隊の災害派遣を正式に要請した。岸信夫防衛相は同日夕、自衛隊の看護師や准看護師計10人を派遣すると表明した。2週間以内の予定で、同市でクラスター(感染者集団)が発生した吉田病院や障害者施設の北海道療育園でコロナ患者の治療を支援する。

 鈴木直道知事は、「これまでも旭川市には道内外から医師や看護師約70人の支援を行ってきたが、12月5日に国内最大のクラスターとなるなど猶予できない事態が生じた」とし、西川将人・旭川市長と協議して「一刻も早く自衛隊の派遣をお願いすべきという点で意見の一致をみた」とのコメントを出した。

 旭川市では基幹病院の旭川厚生病院など9カ所でコロナ患者のクラスター(感染者集団)が発生するなど感染が拡大。厚生病院は医療機関としては全国最大規模のクラスターとなっている。市内では治療にあたる医療従事者の人員不足が深刻化しており、西川市長が7日、道を通じて自衛隊に災害派遣を要請すると表明した。