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 北海道と札幌市は8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための「集中対策期間」を延長する方針を固めた。11日までだったが、2週間延長して25日までとする方向で調整している。札幌市内全域での接待を伴う飲食店への休業要請や、ススキノ地区の飲食店への営業時間短縮要請なども続け、応じた店には追加の支援金を出す方向だ。

 札幌市内でリスクが回避できない場合の不要不急の外出自粛や、同市と道内他地域との往来自粛も続ける。また、感染者が急増している旭川市でも同様の外出・往来自粛をする案が浮上している。

 道と札幌市は、11月7日から27日までの3週間の集中対策期間でススキノ地区の飲食店への時短要請などを実施。応じた店には20万円の支援金を出した。その後も感染拡大が続いたため、期間を12月11日まで2週間延長し、接待を伴う飲食店には札幌市内全域で休業を要請。ススキノ地区の飲食店には時短などを要請し、これらに応じた店に最大60万円の支援金を出すなど対策を強めていた。

 道内のコロナの新規感染者数は11月下旬に過去最多の304人を記録。最近は200人を下回る日もあるが、8日に204人となるなど依然高水準が続く。道内最大の都市・札幌市や第2の都市・旭川市では複数の病院でクラスター(感染者集団)が発生し、コロナ患者の治療にあたる医療従事者の不足が深刻化。道が旭川市への自衛隊派遣を要請する事態となった。こうした状況から、年末に向けて感染拡大防止策を続けることが必要と判断した。(芳垣文子、松尾一郎)