[PR]

 森ビルのシンクタンク森記念財団都市戦略研究所(所長・竹中平蔵東洋大学教授)は8日、2020年の世界の都市総合力ランキングをまとめた。1位はロンドン、2位はニューヨークでともに9年連続。東京は5年連続で3位だった。

 調査は08年に始まり、経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野について70の指標を評価した。今年は48都市を順位づけした。

 東京は文化・交流と交通・アクセスが改善したが、経済が4位と伸び悩んだ。国内総生産(GDP)の成長率や優秀な人材確保の容易性の順位が低いことが課題だ。総合力5位のシンガポールは経済が昨年の6位から5位になり、4位日本との差がわずかになった。国際金融センターの香港は総合力が9位だったが、来年以降は順位を落とす恐れがある。一方、シンガポールや総合力10位の上海は順位を上げる可能性がある。アジアの金融センターをめざす東京も気が抜けない。菅義偉首相のブレーンでもある竹中氏は「金融センターといっても色々な機能がある。東京は株式市場の時価総額が2位で、日本には大きな資産も眠る。この二つにフォーカスした政策を示せるかにかかっている」と語った。(南日慶子)