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 サクランボの収穫期の人手不足の解消につなげようと、山形県は来年度、1日単位でアルバイトやボランティアができるアプリを導入する。利用料や仲介料はかからず、人手不足に悩む生産者と働きたい人を気軽にマッチングできそうだ。

 アプリは、「鎌倉インダストリーズ」(神奈川県鎌倉市)が開発した「1日農業バイトday(デイ)work(ワーク)」。働きたい人が会員登録すると、バイト募集中の農家を日付別に確認でき、日給や作業概要も見られる。北海道では長芋掘りやジャガイモの箱詰めなどのバイトが並んでいて、副業として働く人も多いという。

 県が7~10月、主産地のサクランボの生産者417戸にアンケートした結果、1割が「(作業の)遅れにより一部収穫できなかった」と回答。新たに希望する労働力として、「1日単位のアルバイト」が4割を占めて最多だった。

 県はJA無料職業紹介所などを通じて人手が欲しい生産者の登録を進める一方、収穫作業の動画を配信したり作業研修会を開いたりして応募を増やす方針。

 県の担当者は「これまでは数日希望する人が多く、1日だけではマッチングが成立しづらかった。アプリで今まで集まらなかった層にもPRできると思う」と話す。(上月英興)