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 香川県は7日夜、小豆島町で6人、土庄町3人、高松市1人の計10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち小豆島、土庄両町の8人は、これまでに感染が判明した小豆島町の3人と接触などの関連があり、県は、両町がある小豆島内の飲食店と会社の2カ所でクラスター(感染者集団)が発生した疑いがあるとみている。県内で確認された感染者は計175人になった。

 県の8日の会見によると、7日に感染が判明した小豆島町の60代男性が経営する飲食店では、同町の20代と50代のアルバイト女性2人も感染した。3人はマスクを着用せずに接客していたという。5日までに感染が確認された同町の男女3人は11月26日にこの店を利用しており、関係者6人が感染したことになる。

 さらに、感染が判明したアルバイト女性2人が兼業で勤務する島内の会社では、小豆島、土庄両町の30~60代の同僚女性5人の感染もわかった。この会社関係者の感染者は飲食店との重複を含めて7人に上る。

 また、兼業していた50代女性の知人の土庄町の50代女性も感染が判明した。

 県は島内で確保している感染者のための病床数を明らかにしていないが、病床がひっぱくするなど状況に応じて島外の医療機関への入院も調整するという。

 高松市で確認されたのは80代無職女性で、肺炎の症状があるという。

 県は7日に感染が判明した10人の濃厚接触者は計39人とみて、PCR検査を進めている。

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 香川県内で1日で10人以上の感染者が確認されたのは7月16日以来。直近1週間の新規感染者数は27人と増加傾向にあり、県は約3カ月ぶりに県独自の警戒レベルを上げる。

 県は感染状況に応じて6段階の警戒レベルを設けており、9月12日以降は下から2番目の「準感染警戒期」だった。

 9日からは「感染警戒期」に一段階引き上げ、新型コロナ対応の特別措置法に基づき、県民に、感染拡大地域への不要不急の移動は特に慎重に検討するよう要請する。

 また、感染者がすぐに入院できる病床を90床確保しているが、今後128床に拡大する。

 県内で確認された新規感染者数は10月は8人だったが、11月は46人と急増。12月は7日までで27人に達した。浜田恵造知事は8日の会見で、県内への「第3波」の到来について「香川県も波打ち際まで来ている。できるだけ早く波から遠ざかれるよう警戒していかなければならない」と話した。(大野正智)