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 京都府京丹後市久美浜町の神谷(かみたに)神社(神谷太刀宮)にある巨岩が、人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる岩に似ている、と話題になっている。地元住民は巨岩の保存会を結成し、「聖地」にしようと盛り上がっている。

 磐座(いわくら)と呼ばれる巨岩(高さ5メートル、周囲10メートル超)で、中央部には割れ目がある。割れ目の隙間からさす朝日の角度で、田植えなど農作業に適した時期を知ることが出来たと伝わり、地元では昔から親しまれてきた。

 地元自治会が10月下旬、「鬼滅」の主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が修行中に刀で真っ二つに斬った岩に似ている、とSNSに投稿したところ、すぐに拡散。今月の週末には、1日に200人超が訪れるなど参拝者が急増した。8日に訪れた愛知県刈谷市の男性(55)は「巨岩にしめ縄がしてあり、漫画と一致する」と喜んだ。

 保存会は、市松模様の炭治郎の衣装を準備するなどして盛り上げている。自治会長の谷口潔さん(65)は「予想もしていない人気に驚いた」。佐治宣幸(のぶゆき)宮司(46)は「岩を見てパワーをもらったと言う人がいてうれしい」と話した。(横山健彦)