MOX燃料工場、新基準適合を正式決定 規制委

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 原発使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを燃料に加工する日本原燃MOX燃料工場(青森県六ケ所村)について、原子力規制委員会は9日、安全対策の基本方針が新規制基準に適合すると認める審査書を正式決定した。原燃は2022年度上期の完成をめざしているが、同じ敷地内にある日本原燃六ケ所再処理工場が動かなければ操業できないため、完成や操業開始はずれ込む可能性がある。

 MOXとは「プルトニウム・ウラン混合酸化物」のこと。再処理工場で使用済み核燃料から抽出したMOXの粉末を、原子炉に装塡(そうてん)する核燃料に加工する。製造能力は最大で年130トン。建設費は約3900億円。原燃は当初、完成時期を12年4月としていたが、安全対策の強化などで延期を繰り返し、現在は22年度上期としている。再処理工場は設備のトラブルや工事の長期化などで完成時期を25回延期し、当初から25年遅れになっている。