拡大する写真・図版東日本大震災の被災地・福島県浪江町では夜の闇の中に道だけが静かに残っていた。左手奥の明るいところが東京電力福島第一原発=佐々木香輔さん提供

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 奈良国立博物館の写真技師だった写真家、佐々木香輔(きょうすけ)さん(35)は仏像などの文化財だけでなく、東日本大震災の被災地や奈良県の戦跡も撮り続けている。様々な被写体にカメラを向けながら常に意識するのは「光と影」だという。このほど、奈良市の講演で語られたのは「令和の陰影礼讃(いんえいらいさん)」とも呼べそうな「写真観」だった。

 佐々木さんは1985年2月、仙台市生まれ。日大卒業後、古美術写真の専門会社「飛鳥園」(奈良市)に入社した。2009年から奈良国立博物館の写真技師に転じ、20年春に退職した。講演は10月末、奈良市の市民講座「奈良ひとまち大学」であった。

拡大する写真・図版木製カメラを操作する佐々木香輔さん。奈良国立博物館写真技師の先輩が亡くなり、遺族から譲り受けたもので、戦後間もない頃活躍した「文化財」だ=2020年10月31日午後1時、奈良市上三条町

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