拡大する写真・図版関西将棋界を盛り上げる斎藤慎太郎八段(左から2人目)と若手棋士たち=大阪市福島区、新井義顕撮影

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まだまだ勝手に関西遺産

 将棋を担当するようになって約20年。これほどまでに足しげく通い詰めた建物は、ほかにない。大阪・福島にある関西将棋会館のことだ。

拡大する写真・図版「なにわ筋」に面した、れんが色の建物が関西将棋会館だ=2020年12月7日午後、大阪市福島区、佐藤圭司撮影

関西将棋会館
大阪市福島区福島6の3の11。JR大阪環状線福島駅からすぐ。1、2階は誰でも入れるが、3階以上は一部を除いて、関係者以外立ち入ることができない。1階は、藤井聡太二冠の扇子やグッズを購入できる販売コーナーやレストラン「イレブン」など。2階は、豊島将之竜王が少年期に通ったアマチュア向けの道場がある。棋士が研究や検討に打ち込める棋士室は3階、対局室は4階と5階にある。

こんなにすごい建物、なぜここに?

 れんが色の5階建て。日本将棋連盟の関西本部に所属するプロ棋士の拠点だ。7月16日、藤井聡太二冠(18)がタイトル獲得の最年少記録(17歳11カ月)を達成した対局も、ここで指された。「なぜ、こんな、すごい建物が、ここにあるの?」。道行く人のこんなつぶやきを聞くことも、一度や二度ではない。

 時を戻そう。将棋界は近年こそ、年収1億円超の棋士も出てきたが、昔は貧しかった。戦後間もない頃は、高段者や後援者の自宅を転々としながら対局したという。

■「先代」の拠点は不評…

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